☆公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会の助成を受けて、福島県南相馬市で”油菜のさと”推進事業を以下の様に進めています。
〇活動内容(1)”油菜のさと”推進事業
Ⅰ.事業のねらい
3.11被災により荒廃した農地再生をめざし「菜の花プロジェクト」を展開 。地域住民の元気を取り戻す。
Ⅱ.事業の目標
原発被災にあった地域を、ナタネ搾り粕を生かし、バイオマスエネルギーなど 地域資源利用で、地域再生をはかる。
Ⅲ.事業の概要
1)ナタネ播種ボランティア活動や搾油をしながら、2011年以来の南相馬「菜の花プロジェクト」を深化・進化させる。
2)資源・ヒト・コトの行きかう循環の場”油菜のさと”のモデル図をひとつ立ち上げて行く。
3)セシウムを含む菜種かすを主原料のバイオガスプラント試行など農業者を支える。
Ⅳ.事業の予想される成果など
◆予想される事業の成果:菜の花が咲く風景を生み出すことによる被災地の癒し効 果。何より農業者の収入構造に寄与できる。
・技術革新、品種改良等によるナタネの収量アップの実現。
・放射能汚染土壌における菜の花栽培については、種子への放射能汚染がないことが、証 明され、栽培の拡大を図っている。その結果、ナタネ栽培に関心を持ち、農業としての可能性を感じる人々に広がりが出て来た。
・南相馬における循環ゾーン”油菜のさと”への関与。実体化関与していく時期に来た。
Ⅴ.具体的実施内(コロナ感染防止対策のため、事業の一部を中止した)
●2020年4月:菜の花イベント準備打ち合わせ(南相市)中止。
●2020年4月:第20回全国菜の花サミットin小山(栃木県)開催延期
2020年4月:菜の花まつり(南相馬)中止
☆南相馬市 ”油菜のさと”学習会・フォーラムの実施(南相馬市農地再生協議会内)
4月度~2月まで、現地において福島県内外の専門家を招いて、フォーラムを開催した。
南相馬における循環ゾーン”油菜のさと”への、実体化に向けて協議した。
〇活動内容(1)”油菜のさと”学習会&フォーラムの開催)
◆学習会 :福島県の内外から講師を招き、学習会を開催(延べ10回)

◆フォーラム :福島県の内外から講師を招き、フォーラムを開催(1回)
・バイオマス実験装置の見学
今後共、南相馬における循環ゾーン”油菜のさと”への関与、実体化に積極的に関与してまいります。
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〇活動内容(2)ボンティア 種まき会の開催(2020年9月20日)
滋賀県からはマイクラバスでのボランティア10名と地元の皆さんとの協働作業をしました。コロナ禍の中で、ほとんどのイベントが中止になる中、南相馬の皆さまが議論を重ね”今年も種まき会します”と決心してくれました。人数を制限した中での種まきでした。毎年参加の強者から初参加の人たち含め、来年の満開の菜の花を思い描きながらの協働作業!ステキな汗を流しました。原発事故から間もなく10年の地に立ち、「これまで と これから」の議論と行動でした。
※菜の花プロジェクトネットワークのホームページ掲載