第10回全国菜の花サミットin田原 「サミット宣言文」

第10回全国菜の花サミットin田原 「サミット宣言文」

[菜の花プロジェクト」に取り組む全国の人々が、全国有数の農業地域であり環境共生まちづくりを推進する田原市に集い、『孫・子に残そう「食・エネルギー」生産の場を』をテーマに、第10回全国菜の花サミットを開催いたしました。

地球温暖化を食い止め、「食糧」「水」「エネルギー」を地域で確保することは、私たちが生存するために欠かすことのできない課題です。

バイオマス資源の有効利用を図り、資源循環型社会を構築する「菜の花プロジェクト」は、地球温暖化対策の一つでもあり、耕作放棄地対策での菜の花栽培、観光・景観資源としての活用、搾油、廃食用油のバイオディーゼル燃料化など様々な事業が全国で展開されています。

しかし一方で、効率的な栽培方法や地域の特性にあった菜種の品種、収穫や乾燥作業などの機械化、搾油所の確保、国産菜種の価格動向、バイオディーゼル燃料の品質の確保、事業の経済性など様々な課題に直面しています。

わたしたちは、将来を担う子どもたちに「菜の花プロジェクト」を通して農業の大切さを伝えるとともに、食・エネルギーの持続的な確保と地域経済を支える資源循環型社会の創造に向け、次のとおり宣言します。

1.食の安全保障を確保し、持続的に発展できる農山漁村の振興制度や、耕作放棄地を活用した資源作物の栽培のための支援制度の創出を、国に要望します。

2.命の源である食糧生産の場「農地」を、できる限り健全な形で維持して次世代に引き継ぐため、農業経営の経済的安定、農業の持つ多面的機能を活かした美しい景観形成、地域の環境保全、地域社会の活性化の実現に努めます。

3.地域づくりの担い手の育成や活動団体間の交流を深めるととともに、食・農・環境学習や普及啓発の機会を増やし、地球温暖化防止意識の向上や食とエネルギーの地産地消の推進、持続的な農業を推進する人材の育成を図ります。

4.バイオディーゼル燃料の地産地消を推進するとともに、バイオディーゼ燃料の品質の確保に向けて研究調査を進め、事業の拡大を図ります。

5.産学官民が相互理解と信頼関係のもとに連携し、「菜の花プロジェクト」推進のための諸課題の解決に向けて努力します。

6.「菜の花プロジェクト」の国際化を図るとともに、アジアネットワークの展開を図ります。

以上
2010年2月6日
第10回全国菜の花サミットin田原 参加者一同