第8回全国菜の花サミットは、北アルプスの残雪に菜の花が映える長野県大町市を会場に、「食油文化の再生「~地球温暖化防止と循環型社会をめざして~」をテーマに開催され、全国各地からのべ510名の仲間が集った。
本サミットは日本での主要国首脳会議を間近にして開催された。
人類は、環境や資源、食糧、人権・平和などすべての局面で地球規模に矛盾が拡大し、その解決のために全面的な対応が求められている。
私たちは、地域を基盤とした社会の再構築こそが重要であるとの立場から、それをめざした実践と課題を交流した。
私たちは、日本政府に対して要請する。
◆地球温暖化対策の緊急性をふまえて、自ら率先した温暖化効果ガスの削減の目標と計画を確立し、主要国に対してイニシアティブを発揮すること。
◆地域社会の自立を基本に、国内各地での資源循環をさらに強化し、そうした地域づくりの担い手を育て、それらの国境を越えた交流を支援すること。
◆バイオ燃料の普及に際しては、地産地消の原則を尊重し、画一的な規格化が地域の自発的な取り組みの制約とならないように、国内外の自然や農業などをゆがめることのないように、対策を講じること。
私たちは宣言する。
私たちは、地域独自の食油を生活に取り戻し、食油を大切に使い切る文化を確立しながら、地域に小金がまわる仕組みを構築することをめざして、学びあい、世界の人びととつながりあって、「菜の花」をシンボルとした市民エコ革命を推進する。
以上
2008年5月18日
第8回全国菜の花サミットin信州・大町 参加者一同