第7回菜の花サミットin山形宣言文

廃食油をはじめとするバイオマスの利活用は、地球温暖化の防止、化石エネルギーに替わる再生可能なエネルギー生産、さらに、バイオマスを生産する山や田畑の有効活用として注目され、国においても持続可能な社会を構築する取り組みとして期待されています。

しかし、山の荒廃や耕作放棄地の歯止めない拡大など、バイオマスを生み出している国内の山や田畑の荒廃は依然として続き、わが国の豊かなバイオマス資源は「たからの持ち腐れ」状態にあります。
しかも、バイオマス資源の国際調達が、ますますわが国の持続可能力を低下させ、暮らしと地域の安定性をさらに喪失させようとしています。

菜の花サミット山形では、山形市における菜の花プロジェクトの取り組み事例をはじめ、国内外で実践されている菜の花プロジェクトの情報や意見の交換が行われました。そして、サミットを通じ、私たちは、地域の安定性と持続性を確保するためには、農地や森林の多面的機能を正当に評価し、都市と農村が協力し、山と田んぼを全力で守ることが未来世代への責任であることを再確認しました。

菜の花サミット山形に参加した私たちは、多くの地方が持つバイオマス資源を積極的に利活用し、目に見える地域循環サイクルをつくり出す菜の花プロジェクトを一層前進させることが地域を活性化する鍵であると考えます。こうした認識を踏まえ、次の項目の実現に向けて取り組むとともに、関係の政府、企業、NPO等に積極的な参加と協力を呼びかけます。

1)バイオマスを生み出す農地の保全のために、国・地域が農地保全のための支援システム構築に向けた取り組みを行うこと

2)安易に海外からの輸入に頼ることなく、国産バイオマスの優先利用の原則、バイオマスの地産地消の原則を確立し、地域のたからを有効に活用すること

3)各地での取り組み成果の交換をさらに進め、だれもが参加できる地域自律の資源循環型社会・持続可能な社会構築のモデルづくりを進めること

菜の花サミット山形に参集した私たちは、菜の花プロジェクトネットワークの設立時の初心に立ち戻り、常に前向きで、明るく、楽しく、希望を失うことなく資源循環型社会づくりに取り組むことを確認し「菜の花サミット山形宣言」とします。

           2007年6月2日
第7回菜の花サミット山形参加者一同