第12回全国菜の花サミットinふくしま 「サミット宣言文」

サミット宣言

 私たちは、福島が大好きです。福島はステキなところです。

 しかし、3.11に東日本を襲った大地震、津波、そして福島第一原子力発電所事故が私たちからすべてを奪いました。一年が経った今もなお、放射能による直接的な生活環境の汚染と、それに起因する風評被害により、復興に向けた確かな展望が見いだせていません。

 私たちには、安全で美しい福島の郷土を、大地を、歴史と文化を未来に残し伝えなければならない責務があります。そして、私たちは福島に生活することに誇りを持ち、これからもたくましく行きていきたいのです。

 私たちは、この「3.11」を教訓にし、これまでの「他人から与えられたエネルギーに頼る社会」から「地域が自立的にエネルギーを生み出し、地域を創造していく社会」を目指し、勇気と決意を持って、そのための一歩を踏み出していかなければなりません。また、放射能や津波による被害から大地を守り、安全な「食」を確保しつづけなければなりません。そして、「食とエネルギー」という社会の持続性を生み出す力を持つ農村と農業の復興を進めなければなりません。

 このような思いを胸に、安全な「食」と「エネルギーの地域自立」を全国の皆さんや次の世代に伝えることを目的として、全国菜の花サミットは福島県須賀川市で開催されました。サミットでは、ドイツにおける「地域が自立的にエネルギーを生産し消費する社会のあり方」が紹介され、また「放射能や塩害を乗り越えていく菜の花プロジェクトの取り組み」が報告されました。

 菜の花プロジェクトが進める資源循環型社会づくりの取り組みは、東日本大震災を契機に、その意味を一層深くしています。未来の世代が希望の持てる日本の再生をこの福島からはじめるため、応援してくださる全国の皆さんとともに、次のことがらに取り組みます。

  1. 未来の世代が勇気と希望を持てるビジョンを持ち、新しい日本を作り出すために、福島をはじめとする東日本の再生に取り組みます。
  2. 私たちの大地を放射能や塩害から早期に回復させるため、全力を挙げて取り組みます。
  3. 農業・農村を持続可能な社会における基板として再評価し、地域の特徴を活かした食とエネルギーの地産地消の推進に取り組みます。

 私たちは国内外の諸活動と連携してこれらの取り組みを拡げていくとともに、地域の自発的・自立的な活動を支える大胆な支援の仕組みづくりを国に要請します。

 私たちは、あきらめません。日本の再生をこの福島から始めましょう。

2012年4月28日
第12回全国菜の花サミットinふくしま参加者一同