第6回全国菜の花サミットin四国「サミット宣言文」

サミット宣言

 2006年春、全国菜の花サミットは第6回をもって初めて四国の地を踏むことになった。

 菜の花サミットに備えて挑んだ、「BDFによる無給油四国一周」は、大きなトラブルを起こすことなく、約800kmをわずか32.9リットルで出発点に戻ってきた。

 このトライアルは、ディーゼルの持つ燃費特性を改めて示した。同時に、ディーゼルエンジンの燃料として、温暖化効果ガスであるCO2の増加を抑えるBDFが、技術的にも実用域に入り始めていることを知らしめた。

 時を同じくして、原油の高騰が世界を襲い始め、環境と資源の両面から化石エネルギー依存社会への不安が高まっている。自動車燃料ははじめとする「資源」をもたない私たちの地域、そして「脱化石」に舵を切りきれない国の危うさを痛感する。

 一方で、足元を見れば森林の崩壊、田畑の荒廃には心痛むものがある。国土を形づくる農山漁村はその持続可能性を失いつつある。

 私たちは、こうした不安が高まるこの時期に、四国で「ディーゼルが開く21世紀の革命」をテーマとしてここに集まり、「ディーゼルと資源作物」の視点から、未来を切り拓く方途につて意見交換を行った。

 「資源作物」とは、自然との物質代謝の原点であり、経済の基礎である。資源物質のディーゼルによる利用可能性は、休耕地・荒廃地の再生、あるいは再生をとおしての国土保全・環境保全、就業機会の確保、環境学習の場、CO2抑制への直接的なアプローチ等々、極めて多様な側面から最も実証的な地域自立のモデルであることを求めて、取り組んでいくことを決意する。

 しかし、この地域モデルが経済性を伴った力強い取り組みになっていくためには、規制・税制・社会的コンセンサスなど、克服すべき課題が山積している。

 私たち、ここに集まった者は、自らの立場・役割において、循環型社会づくりに向けた取り組みを一層進めると共に、以下のことが実現することを求めて、取り組んでいくことを決意する。

1.「資源作物」という概念が、地域・地方自治体・国等の政策や通念として明確に位置づけられること

2.混合した場合でもBDF分については非課税扱いするなどバイオディーゼル燃料普及の障害となる課題を克服すること

3.バイオディーゼル燃料の普及を図るため、BDF100%で使用する時の品質規格を早急につくること

平成18年5月13日
第6回・全国菜の花サミットin四国実行委員会参加者一同