第4回全国菜の花サミットinいばらぎ 「サミット宣言文」

サミット宣言

 菜の花プロジェクトは、琵琶湖の水環境を守る運動としてはじまり、エネルギー問題に出会い、さらに農業問題と向き合うことで、琵琶湖のみならず全国各地において、地域の持続可能性を地域自らが考え、創り出す取り組みになってきました。

 私たちが取り組んでいる「環境」「エネルギー」「食料」というテーマは、どれをとっても、私たち自身と将来の子どもたちの生命を確保するためには避けて通れない大きなテーマです。

 この「茨城サミット」において、内橋克人氏より「菜の花プロジェクト」の社会的・時代的意義について、そして「もうひとつの日本」の可能性についての提案があった。

 すなわち、

  1. 行き続けられる実験的社会システムである。
  2. 人々を競争にかりたて分断と対立させる世界市場(グローバリズム)に対して、協同・連帯・共生のゆるやかな使命共同体としての共生セクターになる可能性を持っている。
  3. 共生の価値観で、食料・エネルギー・ケアの自給自足圏を形成することが重要である。
  4. 地域社会の足腰を強くするためのプロジェクトである。

 これを受けて、サミットでは具体的な実現に向けてのディスカッション、茨城からの「農と食と菜の花の取り組み」、そして新旭町の100人委員会モデルをはじめとする全国の取り組みが報告された。

 この「茨城サミット」における全国各地での知恵と成果の交流を踏まえ、サミットに参加した私たちは、持続可能な日本(サステイナブル・ニッポン)に向けて、全国各地で生まれている多様な「エコ革命」の取り組みをさらに広げるとともに、次のプログラムに取り組むことを宣言します。

  1. 菜の花栽培を広げ、食とエネルギーの自給国を実現化するにあたって、食の安全、環境の保全から専門的な機関と連携し、耕作技術の研究、情報提供を図るともに、特に、遺伝子組み換えの動きに対し、菜の花プロジュクト参加団体にはナタネのDNA検査を呼びかける。
  2. EU基準などを踏まえ、廃食油から精製するバイオディーゼル燃料の品質基準作りに向けた取り組みを進める。
  3. バイオディーゼル燃料をはじめ、バイオマスエネルギーが「当たり前のエネルギー」として認識されるための取り組みを行う。
  4. 地域自律の資源循環サイクルを確かなものにするために、その推進の仕組みづくりに向け、政治家、地方政府、中央政府との連携を強化する。

2004年4月24日
第4回全国菜の花サミットinいばらき