第3回全国菜の花サミットinおおあさ 「サミット宣言文」

第3回菜の花サミットinおおあさ
「総合戦略」開始宣言

 琵琶湖の水環境を保全する運動として始まった菜の花プロジェクトは、「農」の持つ多様な役割を復活させ、地域の元気を取り戻す運動として全国に広がりを見せています。

 菜の花プロジェクトがめざす「農の復興」は、同時に、「山の復興」であり「里の復興」であり、私たちの「暮らしの復興」です。

 菜の花プロジェクトを進めてきた私たちは、この取り組みこそが、「ほんまに地域を元気にする」ことにつながることを実感しています。
しかし、まだまだ克服すべき問題、課題もたくさんあります。

 第3回を迎えた全国菜の花サミットでは、大朝町でも取り組みをもとにして、具体的な問題を出し合い、それを克服しながら、持続可能性を持つふるさとづくりはどうすれば実現するかについて意見交換を行いました。

 このサミットの議論を踏まえ、私たちは次のような取り組みを進めます。

  1. 知恵の元気は、ふるさとの自然・風土・歴史・資源・文化、そしてそこに住む人々によって実現されることを再認識し、地域の特性と地域が有する資源に徹底してこだわり、「地域の自律と自立」を踏まえた取り組みを進め、身近な人々に「菜の花プロジェクト」への参加を呼びかけます。
  2. 第3回サミットの成果をさらに高め、それぞれの地域を「持続可能なふるさと」にするための具体的な方法を検討し実施するため、菜の花プロジェクトネットワークの中に「サステイナブル・デザイン委員会」を発足させます。
  3. 菜の花プロジェクトを広げるための支援策として、国・都道府県に対しては、「BDFの非課税化」と「ナタネ栽培の拡大促進」の実現を引き続き要請します。
    また、市町村に対しては、「菜の花プロジェクトへの参加」を強く要請します。

 多くの人々、地域、国家の反対にも関わらず、地域を破壊し、人々の命を奪い、世界の持続可能性を揺るがすイラク攻撃が行われました。しかし、本当の世界の平和と安定は、軍事力ではなく、それぞれの地域の自立と、多様性を認め合うことによってもたらされます。

 菜の花プロジェクトは、ふるさとと地球の未来に夢をはせる人たちが、知恵と力を出し合いながら、「地域の自立と多様性を持つ社会」の実現を目指す運動です。

 私たちは、かけがえのない地域と地球を愛する日本人としてここに「持続可能なふるさとづくり(サステナブル・ニッポン)」の開始宣言を行います。

2003年4月20日
第3回菜の花サミットin大朝参加者一同