第1回全国菜の花サミット 「サミット宣言文」

菜の花サミット宣言

 私たちは、約500万年の人類史の中で、資源とエネルギーの両面で地球の限界に遭遇した最初の世代です。

もはや私たちは、一方的に自然からの恵みを受け続け、物的豊かさを享受し続けることは許されない状況におかれています。

有限で劣化する地球の上で、今の豊かさを維持しながら人類の生存を確保していくためには、物的豊かさと引き換えに地球環境を悪化させてしまった「大量生産・大量消費・大量廃棄」の一方通行型の経済社会を、環境負荷の少ない「資源循環型」の経済社会に、一刻も早く転換させていかなくてはなりません。

私たちが「資源循環型社会」を構築していくためには、それぞれの地域の特性を生かし、地域単位で、コンパクトでシンプルな生活構造をつくることが必要であり、同時にそれを支える新しい発想、価値観、技術、仕組みにもとづいた産業構造をつくりあげていかなければなりません。

日本列島の各地から「菜の花」で結ばれた仲間が「菜の花サミット2001」に集い、菜の花プロジェクトの体験交流を通して、その考え方、価値観、行動様式などを交換しあいました。私たちは、この知恵と力を全国各地に広げていくことが、新しい日本の創造につながると確信します。

私たちは、サミットの議論を踏まえ、ここで交流された菜の花プロジェクトの知恵や知識、意見や情報が大きなうねりとなり、全国に広がり、各地に根付き、地域から日本を資源循環型社会づくりに向かう明るく元気なエネルギーになっていくよう、次の3つのプログラムに取り組みます。

プログラム1

私たちは、菜の花プロジェクトをさらにダイナミックに展開するために、ここに参集した人たちと全国で菜の花プロジェクトを実践する人々による「菜の花プロジェクトネットワーク」を創設します。

プログラム2

お互いの菜の花プロジェクトの成果を報告し、体験を交流し、新しい元気と運動の成果を確認するために「菜の花サミット」の定期的な開催を行うこととします。

プログラム3

地域の人々のイニシアティブで生まれ、循環型社会の地域モデルになった「菜の花プロジェクト」をさらに力強く押し進めるため、菜の花プロジェクトへの政治の参加、地方自治体の参加、企業の参加、学術研究サクターの参加を強く働きかけ、産・官・学・民の真のパートナーシップにもとづく循環型社会づくりを進めます。

菜の花サミット2001に参集した私たちは、常に、前向きで、明るく、楽しく資源循環型社会づくりに取り組むことをともに確認し「菜の花サミット宣言」とします。

2001年4月28日
菜の花サミット2001参加者一同