第16回 全国菜の花サミットinやまと(奈良県)

奈良県桜井市民会館で「第16回全国菜の花サミットinやまと」が開催されました。

大きな会場なので参加者がどれくらいになるのか心配でしたが、最終的には800名近くのご参加がありました。

初日はセレモニーのあと、奈良県下での事例報告をリレートークの形で11団体の発表、薬師寺山田法胤管主の基調講演、パネルディスカッションがありました。

御参加の皆様、応援して下さった皆様 ありがとうございます !

来年のサミットは福島県南相馬での開催となります。

◆サミット 報告書

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  ◆会場

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メイン会場である桜井市民会館の前に飾られた菜の花プランターと「全国菜の花サミットinやまと」の看板。

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会場が大きいために参加者の数を心配していましたがたくさんの人が参加してくれました。

◆オープニング

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オープニングは天理大学が学部OBである「おやさと雅楽会」の皆さんによる雅楽演奏。とても奈良らしい雰囲気でサミットが始まりました。

◆開会セレモニー

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開会式の中で、環境学習の一環として平成15年から菜の花を栽培してそれを搾った油を立松和平さんのお口添えで法隆寺に奉納されています。今年で13回目のナタネ油奉納をされたことに対して感謝状を贈呈されました。

 

 

◆事例報告

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今回のやまとサミットのプログラムは「奈良県内の格段による活動事例報告」から始まりました。

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発表はそれぞれ5分間くらいの短いもので11団体が次々に発表、とても充実した事例報告でした。

◆基調講演

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基調講演は薬師寺の山田法胤管主の「足を知る心とは」というお話し。

◆パネルディスカッション

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基調講演のあと行われたパネルディスカッション。事例報告と基調講演を踏まえて4人のパネラーに語っていただきました。

◆サミット宣言

サミットの締めくくりは例年通り「サミット宣言」。(「第16回全国菜の花サミットinやまと宣言」はこちら。)

◆菜の花交流会

 

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サミット宣言、菜の花プロジェクトネットワークからの報告のあと場所を「まほろばキッチン」に映して交流会。

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交流会の席上「山の辺ゴスペルクラブと仲間たち」が歌声を聞かせてくれました。

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交流会から農水省農村振興局長の末松広行さんが参加していただきました。末松さんは第二回菜の花サミット以来、この活動に注目してもらっています。新しい動きをつくっていきたいと思います。

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次回2017年には福島県南相馬市で「第17回全国菜の花サミット」の開催を予定しています。4人の人が福島から参加してくれました。来年に向けてのアピールを行っていただきました。

◆分科会

櫻井会場

 

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耳成山」を遠くにのぞみ25000本の菜の花と桜が咲く風景

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県立の農業大学校をリニューアルしてつくった「NAFIC(なら食と農の魅力創造国際大学校)」を訪れました。

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NAFICからは素晴らしい眺望が楽しめます。奥に見える菜の花畑は奈良の菜の花プロジェクトのチームが栽培しているものの一部です。

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お昼は「やまと薬膳」

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今年は「いのしし」に菜の花を食べられる被害がでました。

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それでも菜の花の風景を楽しめました。奈良の皆さん、ありがとうございました。


◆プログラム

4月9日 第1日

12:00 受 付
12:30 オープニング 雅楽演奏 「おやさと雅楽会」
12:45 開会宣言 第16回全国菜の花サミットin やまと 実行委員長 大石 正
全国ネット代表挨拶 NPO法人菜の花ネットワークプロジェクト代表 藤井 絢子
12:50 歓迎の言葉 桜井市長  松井正剛
来賓挨拶 奈良県知事 荒井正吾(くらし創造部 中部長)
参議院議員 前田武志
13:00 感謝状贈呈 小牧市女性の会
13:10 リレートーク やまと菜の花マラソン =地域活動報告=
14:00 休 憩
14:30 基調講演 「足るを知る心とは」
法相宗大本山 薬師寺 管主 山田法胤
15:30 休 憩
15:40 パネルディスカッション 「循環型社会へ向けて 菜の花でつなぐ日本の『道』」
コーディネーター
藤井絢子 (NPO法人菜の花ネットワークプロジェクト代表)
パネラー
岩本廣美 (奈良教育大学教授)
オオニシ恭子 (やまと薬膳料理研究家)
藤村コノヱ (認定NPO法人 環境文明21共同代表)
大石 正 (第16回全国菜のサミットin やまと実行委員長)
16:50 休 憩
17:00 サミット宣言
17:30 閉 会
18:00 交流会 <地産地消のおもてなし>   会場;まほろばキッチン かぐやま

4月10日 第2日 <分科会>

奈良会場

会場: 奈良教育大学 次世代教員養成センター(奈良市高畑町)
開会: 10:00
テーマ: ESD(持続可能な開発のための教育)・世界遺産学習
コーディネーター : 奈良教育大学准教授  中澤 静男
講演: 「ESDの視点を入れた環境教育と菜の花プロジェクトの役割」
認定NPO法人環境文明21共同代表 藤村 コノヱ
◎従来の菜の花プロジェクトによる環境学習に加え、油の奉納という新しい観点からその意義を考える。
◎環境教育の専門家 藤村氏が、より広い視野で菜の花プロジェクトの魅力と可能性を語る。
報告: 事例紹介
1.奈良市の取り組み(奈良市立六条幼稚園他)
2.奈良教育大学
3.いかるがの里・自然クラブ・斑鳩町環境対策課
4.明日香未来を創る会
共催: 国立大学法人奈良教育大学
エクスカーション 午後2時30分より、薬師寺写経道場にてお写経及び伽藍巡り体験(定員30名)
天平衣装をまとった観光ガイドが案内。参加費:実費(お写経・拝観料等2000円)

櫻井会場

会場: 橿原市藤原京資料室集合
オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井、
なら食と膿の魅力創造国際大学校NAFIC見学、
山の辺の道散策など。
開会: 10:00
テーマ: 観光・食・農で地域を元気に!
農業の6次産業化施設の見学と藤原京旧跡・山の辺の道では、
菜の花の香りと古代のロマンに浸り、体に優しい菜種油と薬膳料理のお弁当で、
心身共にリフレッシュ。
協力: 奈良県農林部 NAFIC
橿原市世界遺産推進課、柳本もてなしのまちづくり会
奈良橘プロジェクト推進協議会、やまと薬膳「いってん」

葛城会場

会場: 葛城市中央公民館 (葛城市南藤井17) 近鉄新庄駅から徒歩約20分
開会: 10:00
テーマ: 奈良のエネルギーとファームキッチン
コーディネーター : 奈良県地球温暖化防止活動推進センター センター長  遊津 隆義
事例報告
1 エコ葛城市民ネットワーク  (キャンドルナイト・BDF)
2 市民生活協同組合ならコープ(菜の花プロジェクト・エネルギーの取組)
3 地域未来エネルギー奈良  (市民協働発電・バイオマス利用へ)
4 (株)クリーンエナジー奈良 (木質バイオマス発電)
5 奈良県エネルギー政策課  (第2次奈良県エネルギービジョンの推進)