第17回 全国菜の花サミットin南相馬 開催のおしらせ


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■日時:2017年4月22日(土)~23日(日)二日間

■会場:南相馬市民文化会館「ゆめはっと」

■サミット実行委員会のURLは次の通りです( http://yuna-chan.net/ )。

■いよいよ実行委員会がキックオフ!

NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク
代表 藤井絢子ws000608

2017年4月22日(土)~23日(日)南相馬での開催に向け、準備を進めて来ました。そして11月18日、第1回サミット実行委員会が開催され、南相馬市内の多くのセクターの方々が、実行委員として参加くださいました。ここに到る思いに少しふれてみたいと思います。

「フクシマ」が遠くなっている。あれだけの大惨事ですら、人々の意識から薄れてしまうのか?もう6年、まだ6年?あの3・11からの年月の流れの感じ方は、いつも、この二つの思いの間を動いています。先日の大きな余震は、「フクシマ」をフラッシュバックさせました。まさに進行中である怖さでもあり、忘れかけている一人ひとりに、「忘れてはならんぞ」というシグナルだったのかも知れません。2012年秋、南相馬雫の浜で、菜の花の種子をまいてから5年近くなりました。当時、地震・津波・原発事故の被災の地は、多くの生命が飲み込まれ、シーンとしており、未来への夢どころではありませんでした。この地で、菜の花に一筋の希望の光を託せないか?との思いで、地域の方々と模索しながら、第一歩を踏み出す事ができたのでした。高校生、地域の方々、事業者、行政、メディア、金融機関、東北大学、「チェルノブイリ救援・中部」等に、滋賀からの菜の花ボランティアバスメンバーが集い、種子をまいたのです。「こんなに皆が揃って、汗かいて、話して、笑って。震災以来初めてだな」という声が、あちこちで聞こえましたが、これがその後も続く力のベースにもなっていると感じます。「チェルノブイリ救援・中部」の放射能測定センター(とどけ鳥)が、多くの人々の出会いの交流拠点となり、「南相馬農地再生協議会」の誕生にも、こぎ着けました。菜の花に一筋の光を、と始めた菜の花プロジェクトが、今や日本一の面積に迫ろうという程の拡がりになっているのです。

いよいよ実行委員会がキックオフ!2020年東京オリンピック・パラリンピックの話題の影になってしまっている「フクシマ」の存在アピールを、南相馬全国菜の花サミットで、思いっきり発信できたらと思います。高校生が、農業者が、再生可能エネルギー挑戦者達が、語ります。そして、創造的復興からほど遠い現実もまたあるのだという事を、現地の方々との出会いやエクスカーションで、直接身体で聴いてほしいと願っています。チェルノブイリ(プリピャチ市)生まれのシンガー、ナターシャ・グジーさんのコンサートも準備しています。バンドゥーラを奏でながら、チェルノブイリからフクシマへの思いも聞かせていただけそうです。

サミットにお越しください。満開の菜の花が、皆さまを歓迎します。

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