第13回全国菜の花サミットin津和野「サミット宣言文」

サミット宣言

 本日は、全国で菜の花プロジェクトを進めている人たちが津和野に集まり、第13回菜の花サミットin津和野を開催した。

 津和野は山陰の小京都と呼ばれ全国から観光客が訪れる地域であるが、他方で、過疎化高齢化による耕作放棄地の増大や農業経営者の減少といった厳しい課題も抱えており、全国各地域と同様に、いかにして地域の活力を取り戻すことができるかを模索している。

 かつては、エネルギーの中心は薪炭やナタネ油などのバイオマスであり、その供給拠点は農山村であった。工業化・都市化の進展、高度経済成長とともにエネルギーは大手の事業所による独占的な供給が進み、地方にとってエネルギーは「買うもの」になってきた。その結果、地方はエネルギーの供給拠点から需要地となり、それが地方の衰退につながっている。

 「エネルギー」は「食」とともに、私たちが生きていく上で欠かせないものである。その双方を担う一次産業を見直し、食とエネルギーの自立を作り出すことが、農山村に活力を取り戻す一つの道だと考え、今回の菜の花サミットは企画・開催された。

 今回の津和野サミットでの議論を踏まえ、参加者一同は次の取り組みを進めることの大切さを確認し、社会の多様なセクターと連携しながらその推進を図ることを宣言する。

  1. 私たちは、農業が持つエネルギーを生み出す力を農業の価値と自覚し、これを普及啓発する取り組みを進める。
  2. 私たちは、地域が「埋蔵資源」として持っている太陽、森、田畑、川、風などエネルギーを生み出す地域の資源がもたらす恵みが、地域外に流出することなく地域の豊かさにつながる仕組みづくりに取り組む。
  3. 私たちは、農業機械の燃料としてのバイオディーゼル燃料(BDF)の利用が広がるよう、税制を含めた利用促進のための制度整備を国などに求めていく。

2013年4月20日
第13回全国菜の花サミットin津和野参加者一同