48.滋賀県立八幡工業高等学校 環境化学科

最終更新日 2010-2-26

住所 〒523-0816 滋賀県近江八幡市西庄町5
TEL 0748-37-7227
FAX 0748-37-1174
URL http://www.hachiman-th.ed.jp
E-mail
担当者 寺良村知央 教諭/浅井英雄居 教諭
機関紙 なし
会員数 なし

活動の概要

環境化学科では、BDF体験実験とグローブ活動を中心に環境学習に取り組んでいます。

Ⅰ バイオディーゼル燃料(BDF)体験実験について
(1)燃料化体験実験の目的
廃食用油がバイオディーゼル燃料に変化するにはプラント製造工程上2日程度かかるため、授業では実際に製造体験することが困難であり、燃料化装置を見せて行う概要の説明に限られていた。そのため、燃料化の部分はブラックボックス化していて、児童生徒にとってたいへん分かり難いものになっていた。八幡工業高校では、ビーカースケールでの燃料化を体験学習できる教材を作製した。

(2)燃料化体験実験の内容
燃料化体験学習では、「燃料の製造(燃料化)」と「燃料の使用(エンジンテスト、カート試乗体験)」を実施している。菜の花からはじまる一連の資源循環サイクルの体験的理解が可能である。資源循環、地球温暖化酸性雨などについてスライドを活用し環境学習も実施している。
また、小学校や地域のイベントなどに出かけ燃料化実験の出前授業を実施している。近隣の小学校では、可能な限り、高校生が児童の実験指導に当たっている。

(3)出前授業の様子

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Ⅱ グローブ活動について(水環境学習)
(1)グローブ活動(GLOBE)とは
1994年、米国ゴア副大統領より提唱された国際的な環境教育プログラムです。「環境のための地球学習観測プログラム」(Global Learning and Observations to Benefit the Environment )は、学校を中心とする身近な地域で、生徒自身が自然環境の観測活動を行います。NASA(米国航空宇宙局)とNOAA(米国商務省海洋大気庁)が中心となり事務局を開設しています。 インターネットを活用し、地球全土の環境情報の交換が可能です。測定データは、米国のGLOB本部へ送っています。

WS500061グローブ活動の目的は、「生徒一人ひとりの環境に対する意識を高める。」「地球に関する科学的理解を深める。」「科学的・数学的な学習レベルを向上させる。」です。

現在、世界約110カ国、11000校以上がGLOBプログラムに参加し、世界各国で観測活動に取り組んでいます。日本では、文部科学省の指定を受けた小中高等学校(20校)が活動しています。八幡工業高校では、平成13・14年度、平成19・20年度、平成21・22年度のグローブ推進校として文部科学省より指定を受け活動を継続しています。

(2)グローブ活動の様子
本校は、水質活動に取り組んでいます。測定場所は、八幡堀、長命寺港(琵琶湖)、西の湖です。

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活動の歴史

バイオディーゼル燃料化実験について

◇2002年度(平成14年度)  バイオディーゼル燃料化体験教材の作成

  • 出前授業2校   湖北町立速水小学校、大津市立真野小学校

◇2003年度(平成15年度)  燃料化体験授業の実施

  • 出前授業4校   近江八幡市立桐原小学校、近江八幡市立金田小学校、守山市立中洲小学校、大津市立真野小学校
  • 啓発活動・協力  NHK大津放送局「環境こだわりメッセージ」
  • 教材等の製作協力  DVD「新エネルギープロジェクト『滋賀』(環境とくらし)」滋賀県

◇2004年度(平成16年度)  燃料化体験授業の実施  エコカート「はちこう号」の製作

  • 出前授業4校   近江八幡市立桐原小学校、近江八幡市立馬淵小学校、近江八幡市立金田小学校、大津市立真野小学校~
  • 啓発活動・協力   近江八幡市「てんびん祭り」、全国ボランティアフェスティバル、竜王町「産業フェア」、滋賀県環境学習フェア、NHK「地球だい好き 環境新時代」、全国菜の花学会、福岡市「菜の花祭り」、 工業教育フェア生徒意見体験研究発表会(最優秀賞) など
  • 教材等の製作協力   ビデオ「未来へのキックオフ!(環境学習を行動につなげよう)」滋賀県

◇2005年度(平成17年度)  燃料化体験授業の実施

  • 出前授業3校   近江八幡市立桐原小学校、近江八幡市立金田小学校、大津市立真野小学校~
  • 啓発活動・協力   近江八幡市「てんびん祭り」、全国菜の花学会、東近江市消費生活展、ENEX2006、全国産業教育フェア東京大会、近畿工業高等学校長協会生徒研究発表(優秀賞)、滋賀県児童生徒科学研究発表大会(最優秀賞)、(財)日本青少年研究所いきいき活動奨励賞(特別優秀活動賞)、新エネ大賞(審査委員長特別賞)、地球温暖化防止活動環境大 臣表彰(環境大臣賞)、全国工業高等学校長協会賞 など
  • 取材協力    政府広報誌「Cabiネット」(新エネルギーが未来を拓く) 内閣府政府広報室

◇2006年度(平成18年度)  燃料化体験授業の実施

  • 出前授業5校   県立聾話学校小学部、近江八幡市立金田小学校、草津市立常磐小学校、栗東市立葉山東小学校、大津市立真野小学校
  • 啓発活動・協力   近江八幡市「てんびん祭り」「さわやか環境フェスティバル」、滋賀県環境学習の集い、全国菜の花学会、エネルギー環境教育研究フォーラム実践発表、五個荘地区ふれあい広場、New Energy EXPO、エネルギー教育賞(優秀賞)、滋賀県優秀教育実践表彰 など
  • 取材協力    「湖国しがのバイオディーゼル燃料」パンフレット、「滋賀の環境2007」 滋賀県

◇2007年度(平成19年度)  燃料化体験授業の実施

  • 出前授業5校    安土町立老蘇小学校、近江八幡市立金田小学校、野路子ども育成会(草津市)、近江八幡市立馬淵小学校、大津市立真野小学校
  • 啓発活動・協力   全国菜の花学会、東近江市「こいのぼりと菜の花まつり」「コトナリエ」、静岡県浜松市「なの花まつり」、尼崎青年会議所「エコシティーamagasaki アースデイamagasaki」 、CO2ダイエットinおうみ(準グランプリ)、3R推進功労者表彰(推進協議会会長賞)、京都新聞大賞(教育社会賞) など

◇2008年度(平成20年度)  燃料化体験授業の実施

  • 出前授業4校    「もったいない講座」(近江八幡市)、安土町立老蘇小学校、近江八幡市立金田小学校、大津市立真野小学校
  • 啓発活動・協力   全国菜の花学会、安土町「菜の花・開花イベント」、多賀町「多賀ふるさと楽市」、近江八幡市「もったいない講座」、近江八幡市長田町「廃食油燃料化実」、高島市「たかしま市民まつり」、近江八幡市大中町農事改良組合「職場体験学習」、「びわ湖サミット」体験展示ブース、NHK「SAVE THE FUTURE」関連イベント など
  • 取材協力    読売新聞「エコエネルギー科学教室」関連記事、びわ湖放送「びびドキッ!(なるほど!エコエコ!)」取り組み紹介、NHK「SAVE THE FUTURE」、TBS「未来を救う地球教室」 など

◇2009年度(平成21年度)  燃料化体験授業の実施  ス-パーはちこう号Ⅱ製作

  • 出前授業2校    安土町立老蘇小学校、近江八幡市立金田小学校
  • 啓発活動・協力   エコ活!CUP in 洞爺湖(インフルエンザのため中止)、全国菜の花学会「楽会in東近江」、びわ湖まるエコDAY2009
  • 取材協力     読売新聞「しが県民情報」記事(老蘇小学校紹介)11月10日

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現在の活動

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今後の方向

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  • エネルギー環境学習と水環境学習を中心に環境について学習を深める。エネルギー環境学習については、小学校や地域のイベントに参加し燃料化体験実験を行い、環境問題について啓発活動を実施したい。
  • また、水環境学習では、八幡掘および長命寺港の水質調査を継続し、水質浄化について検討したい。
  • 助成金について  エネルギー教育実践校(2004~2006年、(財)社会経済生産性本部・エネルギー環境教育情報センター)の助成の一部を活用しました。

活動の課題

できるだけ多くの児童生徒に、ものづくりの楽しさや科学の面白さを体験してもらい、環境に「気づき」「考え」「行動する」きっかけとなれば嬉しいと考えています。環境や科学に関することで、出前授業や地域の活動などへの参加など積極的に計画していきたいと思います。遠慮なく連絡ください。私たちの取り組みを活用していただくことが、活動資金が大変苦しい状況を乗り越えていくことに繋がります。