最終更新日 2010-2-26
住所 | 〒520-2592 滋賀県蒲生郡竜王町小口3番地 |
TEL | 0748-58-3703 |
FAX | 0748-58-2573 |
URL | http://www.town.ryuoh.shiga.jp/ |
担当者 | 生活安全課 生活環境係 白川賢治・森脇松夫 |
機関紙 | 広報りゅうおう(月1回) |
会員数 | なし |
活動の概要
- 竜王町は廃食油回収活動に住民、行政が一体となった取り組みを行っており、回収量は滋賀県下のトップクラスである。
- 町内32自治会にある63ヶ所のゴミステーションに廃食油回収拠点を設け、これを東、西の2地区に分け、それぞれ2ヶ月に1度回収が行われている。
- 回収された廃食油は町直営BDFプラントにてBDF製造が行われている。
- 製造されたBDFは主に町公用車、大型農業機械(トラクター、コンバイン)にて利用されている。
活動の歴史
- 昭和54(1979)年度 琵琶湖の環境保全と家庭から出る廃食油の資源利用を目的に、地域団体が中心となり廃食油の自主回収を実施。
回収した廃食油を石けんへ。 - 平成 7(1995)年度 全町対象の廃食油回収が開始。回収された廃食油は石けんだけでなく、民間委託により堆肥化も行われた。
- 平成13(2001)年度 民間委託によりBDF化。一部を公用車(2台)で利用。
- 平成15(2003)年度 「竜王町新エネルギービジョン」が策定され、「菜の花プロジェクトの展開」がプロジェクトのひとつとして位置づけられる。
- 平成15(2003)年度 国のバイオマス利活用事業を活用し, BDFプラント導入。 町直営でBDF製造開始。
- 平成16(2004)年度 竜王町稲作経営者研究会とBDF利活用協定を締結し、個人トラクター11台にて利活用。
- 平成17(2005)年度 町内民間路線バス廃止→コミュニティーバス運行に対してBDF供給
- 平成21(2009)年度 3月より、「竜王町 そば振興会」のコンバインに利活用。
現在の活動
BDF製造実績
回収量 ℓ | BDF製造(直営) ℓ | |
2003年度実績 | 約 4,500 | 約 800 |
2004年度実績 | 約 5,600 | 約4,200 |
2005年度実績 | 約 7,600 | 約6,100 |
2006年度実績 | 約 7,700 | 約7,300 |
2007年度実績 | 約 7,600 | 約7,000 |
2008年度実績 | 約10,300 | 約7,800 |
特色のある活動状況
“トラクターによるBDF利活用”
竜王町では11台の個人持ちトラクターがBDFを使って田んぼを耕しております!
平成16年12月13日に竜王町稲作経営者研究会と締結しました“竜王町バイオディーゼル燃料(BDF)農業利用に関する協定書”は,個人トラクター11台でBDFを試してみようとするもので,全国的にも非常にに珍しい事例です。
BDFを供給する側(役場)と利用する側(研究会)に共通するのは,田園文化が薫るわが町竜生町における“地域内利活用”と“環境にやさしい”という合言葉であり前向きな姿勢です。
さらに,トラクター燃料ホース交換に至っては,交換を担当した事業所独自の理解と協力も得られ,これからもますますレベルの高い活動をめざして展開していきます。
近いうち、環境にとてもこだわった農産物が竜王町から全国へ供給されることでしょう。
今後の方向(2009年以降)
- BDF利用用途の拡大と利活用結果の検証
- BDF地域内活用の展開を強化するとともに蓄積された課題等を検証する。
- BDFを利活用される団体がありましたらお知らせ下さい。
活動の課題
- BDFのイメージアップをはかる必要あり。
►使用時の動作トラブルの心配をどのように払拭するか。
現状では自己責任で使用機械を管理してもらわなくてはならない。