最終更新日 2010-2-26
住所 | 〒830-0405 福岡県三潴郡大木町大字横溝1331-1 |
TEL | 0944-33-1231 |
FAX | 0944-33-1232 |
URL | http://kururun.jp |
担当者 | 益田富啓(大木町 環境課) |
機関紙 | |
会員数 |
活動の概要
【「地域環境」をテーマにしたまちづくり 】
団体の概要
生ごみなど、今まで「ゴミ」になっていたものを資源として地域内で有効利用したり、自然エネルギーを普及するなど資源循環型・環境共生型のまちづくりを目指している。
活動の歴史
- 平成 6年度 EMによる堆肥化の推進
- 平成 7年度 リサイクルセンター設置、分別収集を開始
- 平成12年度 地域新エネルギービジョン策定
- 大木町有機物循環事業を立ち上げる
- 平成13年度 大木町有機物循環事業を福岡県、長崎大学、佐賀大学等と共同研究を開始
- 木質バイオマスFS調査
- 平成14年度 日量200kg処理の実証バイオガスプラントを導入
- プラントメーカーと共同研究を開始
- 住宅用太陽光発電設備の補助開始
- 町内の小学校に太陽光発電設備を設置
- 市民共同発電所設置に向けグリーンファンドを設立
- 第20回エントロピー学会を開催
- 平成15年度 市民共同発電所として町内温泉施設に太陽光発電設備を設置
- 「太陽エネルギー普及フェスタ」を開催し、ふるさときゃらばんミージカル「天狗のかくれ里~大木町太陽光普及バージョン」を上演
- 平成16年 町内の小学校に太陽光発電設備を設置
- 循環型社会形成事業(バイオマスタウン)FS調査の実施
- 平成17年度 「バイオマスタウン」に認定
- 有機資源循環事業(バイオガスプラント整備)に着手
- 平成18年度 おおき循環センター“くるるん”OPEN
- 町内の生ゴミ、し尿、浄化槽汚泥をメタン発酵する施設(バイオガス発電によるエネルギー利用と発酵後の消化液を肥料として農業利用)
- BDF製造機械導入
- 平成20年度 大木町もったいない宣言(ゼロ・ウェイスト宣言)を公表
現在の活動
【有機循環事業】
- 町内の家庭、事業所から出る生ごみや し尿、浄化槽汚泥をバイオガスプラントで発酵させ、エネルギーを回収し 発酵を終えてできた液体肥料を農地に還元して、そこでできた安心 安全な農産物を学校給食や家庭に供給していこうという社会システムの構築事業。
- 平成18年11月にこの事業の中核となるおおき循環センターが本稼働し、現在順調に運転しています。生ゴミ分別によりこれまで焼却していた燃やすゴミが40%強削減されるなど、大きな成果が出ている。分別状況も良好で、異物の混入率(混入バケツ数の割合)も1%以下と、町民の協力が大きな力となっている。
- また、発酵後の液体肥料は、町内の1割の農地で主に水稲、麦の元肥として利用しているが、大変好評で、液肥が不足する状況が続いている。
【菜の花プロジェクトについて】
- 平成15年度より本町特産品「花莚(畳の上敷き)」のPRを兼ねたイベントとして始まった菜の花栽培も、平成20年度からは景観形成や地域活性化を目的に約3ヘクタールの農地で安定的に栽培されるようになっている。菜の花開花時期には「菜の花ウォーキング」が開催され、町内外から多数の参加を得、菜種は大豆用汎用コンバインで収穫後、搾油会社で圧搾し、大木町産オリジナル菜種油として販売している。
- 町内の廃食油は分別収集し、平成18年度におおき循環センターに導入されたBDF製造装置で経由代替燃料に生まれ変わる。BDFは同センターのリフト、トラック等の燃料として利用している。
今後の計画
◆道の駅整備で農業の一体的な循環システム構築を目指す
- 現在(平成21年度)、おおき循環センターの東側用地に道の駅として農産物直売所、地産地消レストランの整備を進めている。さらに、くるるん周辺農地ではメタン発酵消化液を活用した安全安心な農産物づくりを推進し、直売所、レストランを通して、一体的な循環システムの構築による農業の振興を目指している。