138.かわさきかえるプロジェクト

最終更新日 2018-07-17

住所 〒216-0033 神奈川県川崎市宮前区宮崎2-1-1
TEL 044-854-3711
FAX 044-852-0680
URL http://kaeru.kazekusa.jp
E-mail
担当者 萩原つなよ(代表)
機関紙 かわさきかえるプロジェクト ニュースレター(年4回発行)
会員数 183名

活動の概要

  • かわさきかえるプロジェクトが進めているのは、廃食油回収から資源循環型社会を作り出す「都市型菜の花プロジェクト」です。
  • 川崎市内の一般家庭から「使用済みてんぷら油」を回収し、これを原料にしたリサイクル石けん「きなりっこ」使用者を増やし、バイオディーゼル燃料の製造を進め、消費を資源循環型の環にかえる活動。

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  • 幅広い市民の参加を得て、水や石けんに関する情報提供・調査・情報収集・環境活動に関する研究を進めています。
  • NPO川崎市民石けんプラントとの連携によって、リサイクル石けんの利用推進、石けんのある暮らしへの参加と拡大を進めています。
  • 環境まちづくりの人材発掘、育成を目指して、「石けんマイスター養成講座」を開催、「石けんセミナー」に講師派遣を進めています。
  • 体験型講座、環境教育の推進として、「ナチュラルクリーニング講座」や「温暖化ストップは台所から」をテーマに「きなりっこらいふ」「ピカピカ・お掃除・暮らし塾」を企画します。

WS211233

  • 再生可能な、環境に負荷をかけないエネルギーとして、BDF(バイオディーゼル燃料)、太陽光・風力・水力などの自然エネルギーの普及、新しいバイオエネルギーの検討などを活動の主たるテーマにしています。

WS211234

  • 未来の子供たちにきれいな水と空気を残し「人と自然が共生するエコシテイ川崎」をつくることを目的にしています。

WS211235

活動の歴史

  • 2005年6月、川崎市内で石けん運動を推進していた6団体と、水道労組、緑地保全活動団体、環境活動団体、自治研センターなどとともに、新たな石けん運動と環境運動をめざして設立。
  • 2006年、石けん利用推進活動として「石けんセミナー」を開催し、石けんに関する基礎学習講座を定期的に開催し、環境教育の出前講師を養成する。修了者には「石けんマイスター」を授与する。
  • 2007年、「07シャボン玉フォーラムin神奈川」の会場となった川崎市で「清掃労組」と連携し、廃食油を原料とする「バイオディーゼル燃料」を使ったゴミ収集車の走行実験を行ったほか、フォーラム開催に連携する。
    • 2007年、川崎地方自治研究センターの活動助成金を受託し、石けん学習講座のテキストとして、「My石けんNote」を出版。
  • 2008年、石けん利用者のために、書籍「ピカピカそうじ&洗濯術」(日本文芸社刊)を出版。

最近の活動状況

  • 2008年、川崎市高津区協働事業提案事業として「使用済みてんぷら油回収による資源循環プロジェクト」に取り組み、区内29カ所の廃食油回収ポイントを設置。
  • 2009年、川崎市多摩区「磨けば光る多摩事業」として、多摩区内に「使用済み天のぷら油」回収を進め、区内23カ所に回収ポイントを設置。
    • 2009年、川崎市宮前区と協働して、川崎市環境技術産学連携共同研究の一環として宮前区内の家庭から「使用済みてんぷら油」を回収し、超臨界法によるバイオディーゼル燃料を製造しNPO川崎市民石けんプラントのトラック実験走行に協力する。
    • 2009年12月、神奈川県「一村一品エコ活動」において優秀賞を受賞。
    • 2009年12月、川崎市高津区エコエネライフコンクールにて特別賞を受賞。
  • 2010年1月、川崎市主催、「廃食油原料によるバイオディーゼル燃料シンポジウム」において、「市民参加による廃食油回収資源循環」について報告。

今後の方向

  • 川崎市内の、高津区、多摩区、宮前区3区で行政と協働の「使用済みてんぷら油」回収を2008年から進めており、廃食油回収とリサイクル石けん製造、資源循環の取り組みを今後2年間継続できる見通しとなっている。
  • 廃食油回収から、これを原料にバイオディーゼル燃料を精製し、川崎市のゴミ収集車の走行を進めるために、提案を強めていきたい。川崎市内にバイオディーゼル燃慮製造プラントを設置するために、機械の選定、設置場所の検討、油の回収と車での使用を実験的に調査する。
  • 多摩区中野島地区に、2010年度「磨けば光る多摩事業」として菜の花を植える活動に取り組む。
  • 2011年の川崎市二ヶ領用水400周年記念に連動して「マイクロ水力発電」の調査に取り組む。
  • 石けん利用から、水の浄化について、合成洗剤と石けん洗剤の違いについて「よくわかる学習会」の開催を進める。

活動の課題

  • バイオディーゼル燃料製造装置の設置について、「BDF基金」などによる市民出資の取り組み。
  • 市民参加による廃食油回収プロジェクトの全市的展開。
  • 環境教育を小学校で進めるために「こどもおそうじテキスト・・・キレイを感じて」、「紙芝居こどもそうじ」の制作。