最終更新日 2010-02-26
住所 | 〒370-2213 群馬県甘楽郡甘楽町白倉18-13 |
TEL | 0724-74-6442 |
FAX | 0724-74-7090 |
URL | http://www.soeinet.or.jp/~suneya/nanohana-HP/index.html |
担当者 | 強矢 義和 |
機関紙 | 菜の花通信を年4回ほど発行 |
会員数 | 25 |
活動の概要
- 2005年6月16名で発足、現在25名。行政とのパートナーシップを取りながら運営しています。
- 廃食油の回収も行って、町にBDF作りを提案、現在は甘楽町全域で町の事業として廃食油の回収からBDF精製依託まで行い、給食配送車への使用など、取り組みを発展させてきました。
活動の歴史(活動のきっかけ)
- 以前より全国の菜の花プロジェクトの取り組みに共感して、いつか群馬でもと考えていたところ、群馬県の菜の花エコプロジェクト推進モデル事業を募集していることを知り、1作目は町内5ヶ所0.8haからはじめ2009年度は町内24ヶ所、3haまで畑が広がってきました。
- 甘楽町では農家の高齢化が進み深刻な後継者不足と、採算の合わない農業経営の中で耕作放棄地が進んでいる。当初は小規模で始めた取り組みであったが、徐々に畑を使ってもらいたいという要望が増えてきた。この間会としてトラクターを購入したり、多種の農業機械を導入したりと、経費も増えて大変ですが、採算が取れるまでになって来ました。
最近の活動状況
- 2009年度は町内17ヶ所2.5haの遊休地に菜の花を栽培しました。
- 2009年4月、第4回菜の花まつりには町長、行政、町民を交えて500名の参加者があり、新しい甘楽町のまつりとして定着しつつあります。
- 6月には入り収穫作業開始、コンバインでほとんどの刈り取りを行いました。
- 刈り取り後はビニールハウスで乾燥後、ふるいやとうみを使って精製、搾油会社に委託しています。
- できあがった菜たね油は、甘楽の菜たね油として町の物産センターやJAの直売所などで販売しています。毎年ほぼ完売する人気商品となって、町の名産としての知名度も上がってきました。
- 9月下旬には会員及びボランティアさんの協力で新しい畑に種をまきました。
- 回収した廃食油から作ったBDFでトラクターを動かしています。 BDFは群馬県内のNPO法人で精製を依託しています。
今後の方向
- 耕作放棄地の受け入れも24ヶ所3haと増えてきましたが、少ないトラクターで耕作するのにも4ha位までが限界かと思います。さらに行政や幅広い町内外の方々とパートナーシップを取りながら活動を広げたいと思います。安定した収量があれば油からの収益だけで運営できると思うので油の販売に力を入れていきたいと思います。
- 会員、ボランティアをさらに広く募り、町ぐるみの資源循環推進の活動に発展させて行き小規模でもよいので「甘楽菜の花館」を作りたいと思います。
- この4年間の取り組みで廃食油の回収を町が行うようになったので、今後はさらに、全県規模でのBDFの普及活動にも取り組んで行きます。
活動の課題
- 就農人口の減少、高齢化、採算割れなどと共に、甘楽町の耕作放棄地は増加して行く一方の中、当会に畑の管理を委託したいという農家が増えているが、趣旨を理解した会員やボランティアが少なく、また、トラクターを運転する者が2人だけなので遊休農地を受け入れられる限界もあります。
- また、収穫に不可欠な汎用コンバインがないために、近隣の町からコンバインを借りて行っているため、もし機械が故障したらと心配です。