18.NPO菜の花エコプロジェクト埼玉

最終更新日 2010-1-30

住所 〒350-0212 坂戸市大字石井2898-13(117)
TEL 049-283-6537
FAX 049-283-6537
URL http://homepage3.nifty.com/NPO-nanohana
E-mail
担当者 榊原京子(代表)
機関紙 菜の花だより
会員数 31人

活動の概要

まちづくりの提案者として

  • 生活者として、食や環境の活動をすすめる中で、まちづくりは常に生活 者としての視点が大切であることを実感した。
    そして、地域の行政により住みやすいまちづくりの提案をする活動がネット ワーク坂戸のまちづくり運動となった。
  • 私たちは石けん運動、ごみ問題、環境問題などから見えるさまざまなまちづ くりの課題を運動体として提案するだけでなく実践することの重要性も認識 しており、2001年9月の種まきで菜の花の活動がスタートする。

まちづくりの実践者として

  • 環境問題は地域の農業問題と深く関わりどちらか一方だけでは解決できない。
  • 第1回菜の花サミットの情報を得て、20001年9月 遊休農地を借りて 菜の花栽培をスタート。
  • 資源循環型社会の実現に向けた菜の花栽培に取り組む。
  • 菜の花栽培は、遊休農地の活用のみならず安心・安全な食用油の生産も 出来、さらに廃食油のリサイクル(バイオディーゼル燃料化・粉石けん づくり)は環境問題の改善とその先には、エネルギーの地域自給がある。
  • この一連の活動を地域のまちづくりの中にしっかり位置づけ、継続的に 進めるために法人化(2003/10)し、特定非営利活動法人NPO菜の花 エコプロジェクト埼玉となる。

活動の主体は

  • 活動の主体は、まちづくりに関心のある市民で、はじめは、土日カンパニー (都会で働くサラリーマンが地域に帰ったときの活動の場)としてスタート。
  • 月に一回2時間のなれない農作業と、農作業後の交流が中心となっていた。
    現在は年齢層も40代から60代まで広がり、土日以外の活動も可能になっている。

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活動の歴史

  • 1999/ 6 坂戸市ごみ収集体験ツアーに参加
    (リサイクルできる廃食油が捨てられていることから市に石けんミニプラントの購入の要望)
    毎月1~2回石けんづくりを続ける
  • 2001/ 8 遊休農地の活用を目指し、菜の花エコプロジェクトの立ち上げ
  • 2001/ 9 滋賀県愛東町よりキザキノナタネの種子をもらい、初めての種まき
  • 2002/ 4 お花見(第1回)
  • 2002/ 5 青森県横浜町で開催された「全国菜の花サミット」に参加。
  •      全国で活動している人たちの元気をもらう。
  • 2002/ 6 収穫95kg 搾油量50缶(1缶600㌘)
  • 2002/ 9 2年目の種まき
  • 2002/11 廃食油をBDFに活用する計画を目指しNPOの勉強会開催
  • 2003/4 お花見(第2回)
    • 花見のテーマ「見て、食べて、車が走る菜の花体験しませんか」
      • 花見会場では、一面の菜の花と、菜種油で揚げた天ぷらの試食、滋賀県からバイオディーゼル燃料製造プラント「エルフA3型」を借りて展示。米澤製油の協力で菜種油の手搾りの実演など盛りだくさんの集まりとなった。
      • 資源循環型社会に向けたBDF製造の可能性、有効性を参加者にアピール。バイオディーゼル燃料で耕運機を動かす体験をした。
      • 環境問題は地域の問題であることを実感。
  • 2003/4 「全国菜の花サミットinおおあさ」に参加。
    人口3800人の小さな町の熱い力を実感、参加者の元気をもらう
  • 2003/6 収穫
    • 菜の花栽培、バイオディーゼル燃料に関心のある加藤ファームの協力を受け、コンバインでの収穫。農家の人も近隣ではめずらしいコンバインを見に来る。 収穫した菜種は380kg、搾油量は200缶
  • 2003/9 3回目の種まき
  • 2003/10 「特定非営利活動法人NPO菜の花エコプロジェクト埼玉設立」
  • 2004/4 「常陸の国菜の花サミット」に参加
  • 2004/6 手刈りとコンバインによる収穫。
    • 3回目の収穫で大幅の減収。収穫は180kg 搾油量100缶
  • 2004/7 2004年度総会で活動方針に「バイオデイーゼル燃料の講習会」を計画
    • 埼玉県NPO活動促進助成事業(ステップアップ事業)に応募。
  • 2004/9 埼玉県「みんなの農園創生事業」の助成金の交付を受ける。
    • 埼玉県川越農林振興センターの協力を得て、土作り・定植・肥料等勉強会開催
  • 2004/10 4回目の種まき
  • 2004/11 埼玉県NPO活動促進助成事業(ステップアップ事業)を実施。
    • 講演会「見て、食べて、車が走る菜の花体験Part2」
    • 「今、菜の花がおもしろい」 講師 藤井絢子氏
    • 「地域を潤すバイオマス」  講師 桑原 衛氏
  • 2004/12 講演会・手づくりバイオディーゼルセミナーを開催
  • 「アルカリ触媒法によるバイオディーゼル燃料製造の講習会」
    講師 ジャーニートウフォーエバー協同代表 平賀緑氏(‘04/12月)
    講師 新燃料研究所 朴昶壽(パクチャンス)氏(‘05/1月)
    アルカリ触媒法によるバイオディーゼル燃料製造の講習会では、製造方法はもちろん、製造過程での安全確保と危険回避、洗浄水の処理(排水処理)の重要性等について学習した。

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  • 2005/3 全国菜の花サミットin淡路に参加
    • 菜の花ネットワークの呼びかけで愛地球博のオープニングを飾る菜の花を72鉢送った。愛地球博に菜の花を見に立ち寄った。
  • 2005/4 菜の花お花見会開催(第3回)

WS500023イベント「手づくりBDFの給油」
とん汁、おこわ、菜の花せんべいの販売と天ぷらの試食

  • 2005/5 菜の花だより№1を発行。
  • 2005/6 菜種収穫  487㎏ 搾油量262缶
  • 2006/4 菜の花 お花見会開催(第4回)。
    • 菜種油の天ぷらの試食、手づくりBDFの給油、BDFの手づくり実験機器の展示等

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  • 2006/5 全国菜の花サミットin高松市に参加。
  • 2006/6 菜種収穫  336㎏ 搾油量181缶。5月の低温の結果大幅に減収。
  • 2006/9 種まき。
    「埼玉県における菜の花ネットワークづくり」実行委員会準備会スタート
  • 2006/10 台風17号による大雨で、芽が出て5~10cmの菜の花が冠水。
    2日間ポンプで排水。半分程度が助かる。
  • 2006/11 坂戸市環境学館いずみでバイオディーゼル燃料手づくり講座開催

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  • 2006/11 埼玉県NPO活動促進助成事業「埼玉県における菜の花ネットワークづくり」
    • 記念講演「エネルギーと農の地産地消~菜の花プロジェクトの挑戦~」
      講師 NPO菜の花ネットワーク代表 藤井絢子氏

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  • 2007/6 全国菜の花サミットin山形に参加
  • 2007/6 埼玉菜の花エコネット「学習会」開催
  • 2007/9 種まき
  • 2007/9 埼玉県NPO基金活動促進助成事業を受ける。(トキタ種苗)
  • 2008/4  NPO菜の花エコプロジェクト埼玉の活動の柱の実践を明確化
    1.耕作放棄地を活用した菜の花栽培・菜種を収穫
    2.収穫した菜種から安心安全な菜種油を搾る
    3.安心安全な食材を使った食事の提供
    ――佐藤和子氏「健康を支える栄養学」の実践
    4.廃食油をリサイクル—CO2を削減するBDF製造、粉石けん製造
  • 2008/5 全国菜の花サミットin信州・大町に参加
  • 2008/6 収穫
    • 「有機無農薬枝豆栽培体験」募集
  • 2008/9 種まき
  • 2008/9 埼玉県NPO基金活動促進助成事業を受ける。(トキタ種苗)
  • 2009/4 さいたまコープ市民活動助成を受ける。
  • 2009/6 なたね収穫433kg(233缶)
  • 2009/7 全国菜の花サミットin東京に参加
  • 2009/9 BDF手作り学習会開催(坂戸市中央公民館)

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  • 2009/10 種まき

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  • 2009/12 埼玉県NPO基金活動促進助成事業を受ける。(トキタ種苗)

2010年度の活動目標

  • 埼玉県における菜の花ネットワークを広げる
  • 毎年菜種の収穫量400kgを目指す

活動の課題

  • 参加しやすい活動の仕組みをつくる
  • 農耕用機械、畑等の協力者を捜す
  • 種子や栽培技術の情報交換、学習会の開催~
  • バイオディーゼル燃料についての情報発信をする~
  • 行政との協働

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